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全国中学校柔道大会 男子団体優勝!!(5年ぶり7回目)

こんにちは!
アスレティックトレーナーの石郷岡です。

インターハイが終了した2週間後、今度は全国中学校柔道大会のサポートをさせていただきました。

今年度は福島県須賀川市開催。拠点の郡山市から車で30分、そしてインターハイと同様、トレーナーの入場は規制されている状況となりました。



ただ、昨年と同様、本番自分たちでいかに考えて行動するか、事前のシミュレーションと準備を徹底したため当日の不安感は特にありませんでした。⇒昨年の全中の報告はコチラ

宿舎では、順当に勝ち進めば準決勝で対戦する最大の山場、埼玉栄中の生徒も泊っており、なんと食事会場が隣り合わせで時間も一緒。

団体戦の前日。計量も終わり、セオリーですと翌日試合のため、消化に良いものであったり、胃に負担をかけないくらいの量を食べることが言われていますが、大成側のスタッフ陣と埼玉栄の監督さんの間でなぜか飯対決のような流れになり、前哨戦がスタート。

大丈夫かなと思いながら、ゲン担ぎも含め、自然と勝ちにこだわる一同。結局勝敗は分かりませんが、翌日からホテル側が茶碗をどんぶりに替え、ご飯のおかわりをセルフにし、ごま塩を無料提供してくれるなど、中学生の食べっぷりにホテル側がシステムを変えるという異例のおもてなしをしていただきました。笑

試合前という点で賛否両論はあるかもしれませんが、それにしても、やっぱり食い力がある選手は強いというのは間違ってないと思います。身体が直接ぶつかり合う格闘技系種目の馬力を引き出すには、トレーニングのみならず食事の部分もフォーカスしていかなくてはいけませんね。



今回は、会場にも入ることができませんでしたので、朝、選手を送り出してからはホテルでライブ配信を見ながら応援することとなりました。もちろんいつアクシデントがあっても対応できるよう連絡体制はとりながらですね。

順当に勝ち進み、向かえた最大の山場、埼玉栄戦。
これまでのオーダーを変えて臨んだ正念場を2-1で逃げ切り、ついに決勝進出。

5年目の福岡全中の決勝前、スタンバイマットの選手・監督が異様な雰囲気を醸し出していたことを思い出しました。

決勝の相手は、当初の予定では神奈川の東海大相模中でしたが、相模を準決勝で破った東京の修徳中。

ここまできたら気持ちのぶつかりあいだと、ホテルの部屋で居ても立っても居られずに独り言を呟きながら観戦。







結果は、3-0の完勝!!

5年ぶりに団体優勝を飾ることができました。

決勝も準決勝からオーダーを変え、なんと大会通じて、補欠含めた7人全員が試合に出場。まさにチームの総合力で勝ち取った優勝だと思います。

3年生は全員で6人と例年に比べ人数が少なく、昨年の全中経験者も0。6月の関東遠征では、関東の強豪チームにコテンパンにされたのを覚えています。
そこから8月まで、自身で何をするべきか考え、行動していった結果だと思います。

サポートさせていただいている大成中柔道部は今年で10年目になりますが、この3年生の代は、例えばトレーニングやサーキットの内容をしっかりノートにメモして、監督がいないときでも、自分たちでメニューを組み合わせて追い込むということを繰り返していました。

まさに自主性が育まれたのではないかと感じます。

今回の優勝を機に、1・2年生がこの3年生の自主性や行動を模範にすることで、自己管理能力を身につけたジュニアアスリートが益々増えていくと思います。ぜひ文化として根付いていってほしいですね。



そして翌々日の個人戦。大成からは50kg以外の選手が出場し、

55kg級の木津君が2位
60kg級の藤田君、66kg級の田内君がベスト8
73kg級春日君が2回戦敗退
81kg級の吉田君が2位
90kg級の松原君が2回戦敗退
90kg超級の時田君が3位

残念ながら優勝者は出ませんでしたが、自身の力を存分に出せたと思います。特に木津君と吉田君はまだ2年生。
この場に立てなかった同級生にとってもかなりの刺激になったと思います。

最後に、3年生から全中を通じて感じたこと、活かせた経験などを聞きました。



この場に来れなかった部員含め、たくさんの関係者の方々の声援・支援による優勝だなと心の底から感じました。

次は来月の全日本マルちゃん杯。気持ちを一新し優勝を目指します!

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