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花園予選終了【伊奈学園総合高等学校ラグビー部】

こんにちは!
アスレティックトレーナーの石郷岡です。

伊奈学園総合高等学校ラグビー部の花園予選が終了しました。

今年度は、強豪校である浦和高校と2回戦で当たることが、前もって分かっているシーズン。

春シーズン、イレギュラーな状況が続く中、なんとか関東予選や7人制の大会が開催され、力を蓄えてきました。

残念ながら、公立校のため、試合ぎりぎりまで練習や対外試合の制限がかかかったり、昨年度に引き続き菅平で合宿することはできませんでしたが、打倒浦和に向け、トレーニング・戦術の部分で最善の準備をしてきました。

 

そして10/10、熊谷ラグビー場Bグラウンドでの運命の決戦。

W-upの段階から、これまでにない勢いと盛り上がりにより、最高の雰囲気で身体を温める。

対戦校の浦和の選手たちも、こちらを振り向いてしまうほどの圧をかける。

今までにない、戦う集団に見えました。

試合開始。

なんと開始1分でアクシデント。

ゲームの中心である3年生の選手が、足首の脱臼骨折を負う。

そのまま救急搬送されるが、試合は続行。

前半途中まで互角の戦いを見せるが、痛恨の2トライ。前半を0-14で折り返す。

後半も拮抗した展開が続くが、見事なパスカットで、ハーフラインから一気にトライ。

スコアを7-12に詰める。

気づくと、思わずサイドラインから叫んでいました。

しかし、その後は、立て続けにトライを奪われ、最後意地のトライを奪い返しますが、14-31でノーサイド。

最後はピッチで筋痙攣をおこした選手の対応をしながら、ノーサイドの笛を聞きました。

これまでいくつかのチームのサポートをしてきましたが、初めて敗戦によって涙しました。

それほど、賭けていたチームであり、魅力的な試合を見せてくれました。

何よりもキャプテンが最後数分、3年生のみんなと試合に出られて良かった。

最後、コンバージョンを決められる前に、「最後まで出し切ろうぜ」と笑顔で声を掛け合っていた3年生の背中は忘れられません。

大変苦しい状況下でも、人を魅了する振る舞いや努力をしてきた世代だと思います。

きっと、これからの人生においても、たくさんの人を魅了する生き方をしてくれると信じています。

僕は次の新チームに関われるか分かりませんが、もしサポートさせていただく場合は、更なる高みを目指せるようサポートしていきたいと思います!

3年生のみんな、本当にお疲れ様でした!









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