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70.大胸筋のストレッチング

※動画及びブログは週に3本を目安にアップロードしていきます!

こんにちは!
アスレティックトレーナーの石郷岡です。

今回は、胸の筋肉、大胸筋のストレッチングを紹介します!
詳しい解説は、動画の下です↓





細かい解説記事は、以前紹介した大胸筋ストレッチングパート1の記事をぜひご参照ください!

大胸筋ストレッチングの記事はコチラ!

さて、今回の記事では、特に高校年代に伝えたいことに絞(しぼ)り書いていきます。

高校年代に突入すると、一層身体が大きくなります。

身長もそうですが、具体的には身体の厚みや体重です。

人の成長曲線で見てみると、男女でタイミングの差は異なりますが、中学年代に身長の伸びが著しくなり、主に持久系の能力が発達します。

一方、高校年代はというと、身長の伸びもありますが、力強さ、いわゆる筋力系の能力がより発達します。

このような成長の特徴もあることから、ウエイトトレーニングという、いわゆるシャフトやプレートのような【重り】を使用したトレーニングは、高校年代から始めることが多いです。

ちなみに僕は、ウエイトトレーニングは高校生になったら一気に開始!というのではなく、身長の伸び具合を確認しながら取り入れるようにしています。【ウエイトトレーニングを行うと身長が伸びない】というのは誤りですが、ケガの観点などからそのようにしています。

さて、高校年代で積極的に取り入れているウエイトトレーニングの中でも、代表的な上半身のトレーニングとして【ベンチプレス】があります。

スポーツを行っている人であれば、ベンチプレスがどういうものか、おおよそ頭の中でイメージできるのではないかな?と思うくらいメジャーなトレーニングです。

このベンチプレスで、主に鍛えられる一つとしてあげられるのが、大胸筋いわゆる胸周りの筋肉です。

自分の体重のみでできるプッシュアップを行うことでも、胸周りの筋肉を鍛えることはできますが、ベンチプレスの場合は、重りを用いたり、上半身の筋力のみで実施することから、より胸周りの筋肉への負担は大きくなります。

そして、筋肉への負担が大きければ大きいほど、その分疲労は多くたまり、回復は遅くなり、筋肉の硬さにつながりやすくなります。

練習と試合では、身体へかかる負担の感じ方は違いますよね?また、一部練習よりも二部練習の方が当然身体への負担は大きくなりますよね?

このような状態で、ストレッチングなどのケアを怠っている(やらない)と、筋肉はどんどん硬くなり、結果的にケガを起こす可能性が非常に高まります。

動画の中では、【可動域】という言葉を使っていますが、可動域とは、例えば肩であれば、肩を正常に動かせる範囲のことをいいます。

つまり、【可動域が狭くなる=筋肉や関節を動かせる範囲が狭くなってしまう】ということです。

動かせる範囲が狭くなっている状態で、とても速く負荷がかかる場面が多いスポーツを行うと、筋肉の肉離れや脱臼などの重大なケガを引き落こしやすくなります。

実際、僕がサポートしているチームでも、過度なトレーニングとケアの少なさによって、ケガを負った高校生がたくさんいます。

これはケガだけではなく、パフォーマンスの低下にも同じことが言えます。

サポートしている、ある高校生は、チームメイトが当たり前に行っているベンチプレスを行うと、スポーツ中の肩や胸周りの動きが悪くなるということで、一切やらないようになりました。

このように、トレーニングは時として、自身のパフォーマンスを下げてしまうこともあります。

今回の記事では、トレーニングとストレッチングをセットで行ってほしいということが最大のメッセージですが、高校年代では、【自分に必要なトレーニングを選択する】といった、一歩レベルの高い次元を目指すようにしてみましょう!

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